中学2年生の長女は問題を解くなどの勉強に関しては、あまりつまづくことがないのですが、自由研究や読書感想文、自由課題などになると自分で決めることができません。
夏休みの宿題の話題になると「何のことについてやる?」「なんの本読めばいい?」「ママが決めて」といつも助けを求められました。
私が中学時代に夏休みに宿題を出された記憶がほどんどありません。なので、私も自由研究を何をしたらいいのかわかりません。
そこで困ったときはAIに相談。
chatGPTに相談
中学2年生の理科の自由研究何がいいかな? あまり時間をかけないやつでお願いします。
中2の理科の自由研究で、あまり時間をかけずにできるなら、
「準備は簡単」「観察や実験は短時間」「まとめやすい」
この3つを満たすテーマがいいです。
短時間でできるおすすめテーマ例
- 氷の溶け方の比較
- 水道水、塩水、砂糖水、重曹水などに同じ大きさの氷を入れて、溶けるまでの時間を測る。
- 写真を撮って表にまとめるだけで見栄えも良い。
- レモン電池を作って電圧を比べる
- レモン・じゃがいも・りんごなどで電池を作り、LEDが光るかや電圧を比較。
- 準備が簡単でインパクトあり。
- 日光で洗濯物が乾く速さの比較
- 素材(綿・ポリエステルなど)や色(黒・白)によって乾く速さが違うか測る。
- 家のベランダでできてラク。
- 音が伝わる速さの比較
- 糸電話の長さや糸の種類(毛糸・タコ糸・釣り糸)で聞こえ方の違いを調べる。
- 友達や家族と楽しみながらできる。
- 植物の成長における光の色の影響
- 小松菜やカイワレなど成長が早い植物に赤色・青色・普通の光を当てて、数日で差を観察。
- ただし、数日~1週間は必要。
💡 時間がないなら「一日で終わる実験系」がおすすめです。
例えば氷の溶け方や糸電話の聞こえ方なら半日以内で実験+写真撮影まで終わります。
もし時間がかなりギリギリなら、
「身近なものの比較実験」から選んで、その日に全部完了できるテーマを提案できますが、
短時間で終わるやつをいくつか絞りますか?
娘にどれにするか聞いてみたんだけど、小学生っぽいとか手間がかかるとか言ってて…娘が10円玉を色々な調味料の液体につけて実験したいって言ってるんだけどどうかな?
10円玉の実験、いいですね!
準備も簡単で、見た目の変化がわかりやすくて、中学生らしい化学系の自由研究になります。
しかも1日でほぼ完了できます。
10円玉×調味料 実験プラン
1. 用意するもの
- 同じくらいの汚れ具合の10円玉(6〜8枚くらい)
- 小さな容器(紙コップやプリンカップなど)
- 調味料(例)
- 水道水(比較用)
- 酢
- 醤油
- ケチャップ
- 塩水(塩:水=大さじ1:100ml)
- 重曹水(重曹:水=大さじ1:100ml)
- レモン汁
- タイマー
- キッチンペーパー
- カメラ(変化を記録)
2. 実験方法
- 容器に調味料を入れ、それぞれに10円玉を1枚ずつ入れる。
- スタート時間を揃える。
- 5分ごとに色の変化を観察・記録(写真も撮る)。
- 30分~1時間くらいで終了し、取り出して乾かす。
- 実験前後の状態を比較する。
3. 観察ポイント
- 表面の色の変化(明るくなる・黒くなる・ツヤが出る)
- 溶けた汚れの液の色
- においや泡の有無(酸性・アルカリ性の反応)
4. まとめ方のコツ
- 表や写真を使ってビフォー/アフターを並べると見栄えが良い。
- 酸(酢・レモン汁)は銅の酸化膜を溶かすのでピカピカになりやすい。
- アルカリ性(重曹水)ではあまり変化しないことが多い。
- 醤油やケチャップは酸+色素で複雑な変化になる。
5. レポート構成(3〜5枚想定)
- 題名:「調味料による10円玉の色の変化」
- きっかけ(身近な汚れ落としに興味があった)
- 仮説(酸性の液体で早くきれいになると思った)
- 方法(条件・時間・使った道具)
- 結果(表・写真・コメント)
- 考察(なぜその結果になったのか)
- まとめ(生活での応用など)
これなら、1〜2時間で実験完了 → 写真を使ってまとめで終わります。
もし娘さんが「結果をもっとかっこよく見せたい」なら、
ビフォー/アフターの写真を1枚に並べるテンプレも作れます。
希望があれば、この実験用の清書レポート原稿を作って渡せますよ。
そうすると娘さんは写真と数字を入れるだけで完成します。
実験前の準備
調味料の材料はすべて家にあるものだったので、早速chatGPTに教えてもらった通りに実験をすることにしました。
・水道水、酢、しょうゆ、塩、重曹、ケチャップ、レモン汁
・紙コップ7つ
・10円玉7枚(同じような色で。今回は年号を昭和のもので揃えました)
・タイマー
・カメラ
・無地シール又はテープ
・塩、重曹を水に溶かす。(塩:水=大さじ1:100ml)(重曹:水=大さじ1:100ml)
・紙コップを底から高さ5cmくらい残して切り落とす。
・実験が終わった後に、どの調味料かわかるようにシールやテープに調味料の名前を書く
実験前の写真↓

chatGPTに教えてもらった通り手順で実験を進めました。
写真に写るようにタイマーは近くに置きました。5分おきに写真を撮って観察。写真が多いほうが説明しやすいしレポート用紙も埋まりやすい。

実験後の写真↓

レポート用紙にまとめた
「題名」「研究のきっかけ」「仮説」「用意したもの」「実験方法」「実験結果」「考察」「まとめ」をレポート用紙に書きました。
写真は比較するために実験前と実験後、実験中は5分おきに撮りました。
結果は表にまとめると見やすいです。
調味料 | 5分後の変化 | 30分後の変化 | 完全な変化の有無 |
---|---|---|---|
水道水 | 変化なし | 変化なし | ✕ |
酢 | 黒ずみが落ち始める | ピカピカになる | ○ |
醤油 | 色が少し薄くなる | ややきれいになるが色素が残る | △ |
ケチャップ | 少し明るくなる | 酸で汚れは落ちるが赤い色素が付着 | △ |
塩水 | 変化なし | ごくわずかに明るくなる | △ |
重曹水 | 変化なし | 変化なし | ✕ |
レモン汁 | 酢と同じようにきれいになる | ピカピカになる | ○ |
この表は見本です。実際に実験してみると10円玉の汚れぐあいや調味料の状況などで結果が異なる可能性があります。
もし実験結果が異なっても結果通りのことを記録したほうがいいです。写真も撮りますしね。
自由研究にかかった時間
実験自体は準備を含め、1時間くらいで終わりました。
問題はレポートにまとまることです。
出された自由研究の課題はレポート用紙5枚以上。写真をたくさん撮ったし、表も書くと結構埋めることができるのでよかったのですが、文章を考えることに時間がかかりました。3時間くらい。
またchatGPTにちょっとだけ手助けをしてもらいました。
レポート用紙の書き方を教えてもらい、自分の実験結果と照らし合わせたりしてなんとか完成することができました。
実験とレポート用紙にまとめる作業でかかった時間はトータル4時間くらいです。
自由研究なんて初めてやるし、簡単な実験だったのでこんなものでしょうか。
ゆとり世代の私にとって今の時代の中学生はレベルが高いことを求められてすごいなと感じる日々です。