名義変更と一時抹消登録は同時に申請することが可能ですが、必要書類が多く、手続きの流れも分かりにくいため、戸惑う方も多い手続きです。
この記事では、実際に申請書類を書く側としての経験をもとに、
普通車の「名義変更と一時抹消登録の同時申請」について、必要書類と手続きの流れをわかりやすく解説します。
※この記事は、申請する立場での一般的な書き方の一例です。
正式な取り扱いは管轄の運輸支局でご確認ください。

【この記事はどういう人向き?】
✔譲渡後、一時的に車を使用しない方
✔名義変更の手続きをしていないまま一時抹消登録をする方
✔所有者と使用者が同じ人

▼住所変更が不要な場合はこちら

住所変更と一時抹消登録を同時に行う手続きの流れ

  1. 必要書類をそろえる
  2. ナンバープレートの返納
  3. 運輸支局で「名義変更と一時抹消登録」の申請をする
  4. 登録事項等通知書と登録識別情報等通知書の交付

車を売却する時や、次回新規登録をする際に、登録識別情報等通知書が必要になります。
登録識別情報等通知書は再発行できないため、必ず保管してください。

普通車の場合は、管轄の運輸支局で手続きを行います。
(軽自動車は軽自動車検査協会)

ナンバープレート地域名と管轄の運輸支局の一覧は国土交通省公式サイトのPDFから見れます

名義変更と一時抹消の同時申請の必要書類

【旧所有者が引っ越しをしていて住所が変わっている場合】

・車検証に記載されている所有者住所と、旧所有者の印鑑証明書の住所が違う場合、旧所有者が同一人物であることを確認するため、旧住所から現住所まで記載されている住民票が必要になります。

・車検証に記載の住所から現在の住所に引越すまでに複数回数引っ越しをしている場合は、住民票だけでは住所の繋がりを証明できない場合があるので、住民票の除票戸籍の附票が必要になります。

▼車庫証明書について

住所を変更していたとしても、一時抹消登録を同時申請する場合は車庫証明書は不要です。

OCRシート記入例

※この記事では「所有者と使用者が同じ場合」を前提に解説しています。
所有者と使用者が別人の場合は記入方法が一部異なります。

名義変更(1号様式)

上段・中段

  • 上段「□移転登録」に✓チェックをいれる
  • 業務種別に「3」を記入
  • 申請する車の車検証を見て、「自動車登録番号」と「車台番号」を記入
  • 新所有者の氏名を記入
  • 新所有者の住所を「住所コード」「丁目」「番地」に記入
    住所コードの検索はこちら
  • 使用者の氏名の欄の左側に「1」を記入
  • 使用者の住所の欄の左側に「1」を記入
  • 使用の本拠の位置が住所と同じ場合は左側に「1」を記入

【上段について】

・処理の右側に「1」を記入します。
・ナンバープレートの地域名と違う地域に住んでいる人に譲渡する場合は番号指示の4番目に「2」を記入しますが、この辺は判断が難しい場合は未記入でも大丈夫です。
運輸支局の職員さんが記入してくれます。

下段(用紙下部)

  • 申請人の新所有者欄に新所有者の氏名、住所を記入
  • 使用者欄は「同上」と記入
  • 旧所有者欄に旧所有者の氏名、住所を記入
  • 申請者が代理人の場合は代理人の氏名、住所を記入
  • 申請書を持っていく運輸支局名と申請日を記入
  • 使用の本拠の位置に「使用者に同じ」と記入
  • 登録原因とその日付を記入

・「□□□」が並んでいる欄は機械読み取りのため、えんぴつ指定の支局が多いです。
・用紙下部の氏名や住所などはボールペンで記入します。

一時抹消登録(3号様式の2)

用紙上部

  • 上段「□一時抹消登録」に✓チェックをいれる
  • 業務種別に「9」を記入
  • 抹消に「2」を記入
  • 申請する車の車検証を見て、「自動車登録番号」と「車台番号」を記入

用紙下部

  • 所有者欄に新所有者氏名、住所を記入
  • 実印を押印(所有者本人申請の場合)
  • 申請者が代理人の場合は代理人の氏名、住所を記入
  • 申請書を持っていく運輸支局名と申請日を記入
  • 使用の本拠の位置に「所有者住所に同じ」と記入
  • 登録又は届出の原因とその日付を記入

手数料納付書記入例

  • 代理人が申請する場合は代理人氏名を右上の記入欄に書いてください。
  • 自動車検査登録印紙は運輸支局内の販売所で1200円分を購入し、左下の貼付欄に貼ってください。
    ┗令和8年4月より850円から1200円に変更になりました

委任状記入例(代理人が申請する場合)

  • 代理人が申請する場合は、旧所有者・新所有者それぞれの委任状が必要です。
  • 新所有者が申請する場合は旧所有者の委任状が必要です。(逆も同様)
  • 所有者の実印の押印が必要です。

委任状が必要になるケースまとめ

・代理人が申請 → 原則、委任状が必要
・新所有者が申請 → 旧所有者の委任状が必要
・所有者の実印の押印は必須(認印不可)

譲渡証明書記入例

  • 「譲渡人(旧所有者)」「譲受人(新所有者)」
  • 実印は印鑑証明書と同じ印
  • 譲渡年月日は売買日・引渡日など、実際に譲渡した日

よくある記入ミス・注意点

  • 譲渡証明書の実印が印鑑証明と違う
  • OCRシートの登録原因の日付と譲渡証明書の譲渡年月日がズレている
  • 住所表記が車庫証明と一致していない
  • えんぴつ指定欄をボールペンで書いてしまう

ナンバープレートを紛失等で返納できない場合

ナンバープレートを紛失等で返納できない場合、所有者または使用者の「理由書」が必要です。

理由書(普通車用)は国土交通省公式サイトのPDFからダウンロードできます

ナンバープレートを紛失した場合は、警察への届け出が必ず必要です。
警察署名・届出年月日・受理番号を理由書に記載してください。

まとめ|スムーズに手続きを進めるために

名義変更と一時抹消登録は同時に申請することができ、車庫証明も不要なため、状況によっては効率よく手続きを進めることができます。

ただし、必要書類や記入内容に不備があると、再提出になるケースもあるため注意が必要です。

本記事で紹介したポイントを参考に、事前にしっかり準備を整えて手続きを行いましょう。

ABOUT ME
kaerumamanonitijou
カエル顔で三姉妹の母親。パート主婦。運輸支局で申請業務の経験を活かし、自動車登録の申請方法を分かりやすく解説している記事も載せています。 夫40歳は職業訓練→再就職、現在会社員。 長女中学2年生はオタク女子→ギャルに。 次女小学6年生は内弁慶で境界知能。 三女小学4年生は甘えん坊。 日々の出来事や、おすすめしたい事やものを載せています。