自動車登録の申請って難しいですよね。
筆者自身、申請書類を書く立場として、最初は戸惑うことが多くありました。
この記事では、実際に申請書類を書く側としての経験をもとに、
「所有者の名義変更(ナンバープレートを変更する場合)」の移転登録について解説します。
※この記事は、申請する立場での一般的な書き方の一例です。
正式な取り扱いは管轄の運輸支局でご確認ください。

移転登録の手続きの流れ(ナンバープレート変更あり)

  1. 必要書類をそろえる
  2. 運輸支局で移転登録の申請
  3. ナンバープレートの返納
  4. 車検証の交付
  5. 税申告
  6. 新しいナンバープレートの交付・取付

※交付窓口で案内されたらナンバープレートを外します。
(書類に不備があった場合、新しい車検証やナンバープレートが交付されないため、
先に外してしまうと再取付が必要になることがあります)

※ナンバープレート変更がある移転登録の流れは、
運輸支局によって窓口の順番や案内方法が多少異なります。
ここでは、筆者が実際に申請している運輸支局での一般的な流れを紹介しています。

ナンバープレートが変わる条件

  • 使用の本拠の位置が変わることにより、管轄の運輸支局も同時に変わる場合

使用の本拠の位置とは、その車を主に使っている人が生活や仕事をしている場所のことです。自宅や勤務先などが該当します。
車を停めておくだけの場所(車庫)とは意味が異なります。

※引っ越しをしても、管轄の運輸支局が変わらない場合は、ナンバープレートの変更は不要です。

※管轄の運輸支局は使用の本拠の位置(車庫)の場所で決まります。

管轄の運輸支局検索

▼ナンバープレート変更なしの所有者の名義変更の手続き方法はこちらをご覧ください。

所有者・使用者同一の名義変更

必要書類

※使用の本拠の位置については上記参照

【車庫証明書】
※車庫証明は「新所有者」名義のものが必要です。
※使用の本拠の位置が変わる場合は取り直しになります。

OCRシート記入例

上段・中段

  • 上段「□移転登録」に✓チェックをいれる
  • 業務種別に「3」を記入
  • 申請する車の車検証を見て、「自動車登録番号」と「車体番号」を記入
  • 新所有者の氏名を記入
  • 新所有者の住所を「住所コード」「丁目」「番地」に記入
    住所コードの検索はこちら
  • 使用者の氏名の欄の左側に「1」を記入
  • 使用者の住所の欄の左側に「1」を記入
  • 使用の本拠の位置が住所と同じ場合は左側に「1」を記入

下段(用紙下部)

  • 申請人の新所有者欄に新所有者の氏名、住所を記入
  • 使用者欄は「同上」と記入
  • 旧所有者欄に旧所有者の氏名、住所を記入
  • 申請者が代理人の場合は代理人の氏名、住所を記入
  • 申請書を持っていく運輸支局名と申請日を記入
  • 使用の本拠の位置に「使用者に同じ」と記入
  • 登録原因とその日付を記入

※「□□□」がたくさん並んでいる欄は機械読み取りのため、えんぴつ指定の支局が多いです。
※用紙下部の氏名や住所などはボールペンで記入します。

手数料納付書記入例

  • 代理人が申請する場合は代理人氏名を右上の記入欄に書いてください。
  • 自動車検査登録印紙は運輸支局内の販売所で500円分を購入し、左下の貼付欄に貼ってください。

委任状記入例(代理人が申請する場合)

  • 代理人が申請する場合は、旧所有者・新所有者それぞれの委任状が必要です。
  • 新所有者が申請する場合は旧所有者の委任状が必要です。(逆も同様)
  • 所有者の実印の押印が必要です。

委任状が必要になるケースまとめ

・代理人が申請 → 原則、委任状が必要
・新所有者が申請 → 旧所有者の委任状が必要
・所有者の実印の押印は必須(認印不可)

譲渡証明書記入例

  • 「譲渡人(旧所有者)」「譲受人(新所有者)」
  • 実印は印鑑証明書と同じ印
  • 譲渡年月日は売買日・引渡日など、実際に譲渡した日

所有者と使用者が別人の名義変更

必要書類

  • 自動車検査証(車検証)
  • 譲渡証明書(旧所有者の実印を押印)
    譲渡証明書(普通車用)は国土交通省公式サイトのPDFからダウンロードできます
  • 旧所有者の委任状・実印を押印(代理人が申請する場合)
    委任状(普通車用)は国土交通省公式サイトのPDFからダウンロードできます
  • 旧所有者の印鑑証明書(発行後3ヵ月以内)
  • 新所有者の委任状・実印を押印(代理人が申請する場合)
  • 新所有者の印鑑証明書(発行後3ヵ月以内)
  • 新使用者の委任状(OCRシートに記名があれば不要)
  • 新使用者の住民票または登記事項証明書や印鑑証明書など(発行後3ヵ月以内・コピー可)
  • 車庫証明書・概ね1ヵ月以内のもの
  • 移転登録申請書(OCRシート1号様式、運輸支局で配布)
    OCRシート(普通車用)は国土交通省公式サイトからダウンロードできます
  • 手数料納付書(運輸支局で配布)
  • 税申告書(自動車税事務所・運輸支局で配布)
  • 自動車検査登録印紙500円(運輸支局内の販売所)
  • 変更手続きを行う車(ナンバープレートの交換をするため)
  • ナンバープレート代金(管轄や年度により金額が変わります)
    ペイント式(普通車):2000円前後
    字光式(普通車):6000円前後(器具代別)
  • プラスドライバー・マイナスドライバー(ナンバープレート取り外しのため)
    持っていないときは貸出しています。混んでいないときは係員さんが手伝ってくれます。※封印を付ける作業は係員さんが行います。

※使用の本拠の位置については上記参照

【車庫証明書】
※車庫証明は「新使用者」名義のものが必要です。
※使用の本拠の位置が変わる場合は取り直しになります。

OCRシート記入例

上段・中段

  • 上段「□移転登録」に✓チェックをいれる
  • 業務種別に「3」を記入
  • 申請する車の車検証を見て、「自動車登録番号」と「車体番号」を記入
  • 新所有者の氏名を記入
  • 新所有者の住所を「住所コード」「丁目」「番地」に記入
    住所コードの検索はこちら
  • 新使用者の氏名を記入
  • 新使用者の住所を「住所コード」「丁目」「番地」に記入
  • 使用の本拠の位置が住所と同じ場合は左側に「1」を記入

下段(用紙下部)

  • 申請人の新所有者欄に新所有者の氏名、住所を記入
  • 使用者欄に新使用者の氏名、住所を記入
  • 旧所有者欄に旧所有者の氏名、住所を記入
  • 申請者が代理人の場合は代理人の氏名、住所を記入
  • 申請書を持っていく運輸支局名と申請日を記入
  • 使用の本拠の位置に「使用者に同じ」と記入
  • 登録原因とその日付を記入

※「□□□」がたくさん並んでいる欄は機械読み取りのため、えんぴつ指定の支局が多いです。
※用紙下部の氏名や住所などはボールペンで記入します。

手数料納付書記入例

  • 代理人が申請する場合は代理人氏名を右上の記入欄に書いてください。
  • 自動車検査登録印紙は運輸支局内の販売店で500円分を購入し、左下の貼付欄に貼ってください。

委任状記入例(代理人が申請する場合)

  • 代理人や使用者が申請する場合は委任状を持っていきます。
  • 代理人が申請する場合は委任状を持っていきます。(旧所有者・新所有者の2枚)
  • 使用者が申請する場合でも所有者の委任状は必要です。その場合は受任者の欄は使用者の氏名住所を記入してください。
  • 使用者以外の人が申請する場合、使用者の委任状はOCRシートに記名があれば不要です。
  • 新所有者が申請する場合は旧所有者の委任状が必要です。(逆も同様)
  • 所有者の実印の押印が必要です。

委任状が必要になるケースまとめ

・代理人が申請 → 原則、委任状が必要
・新所有者が申請 → 旧所有者の委任状が必要
・使用者が申請 → 新・旧所有者の委任状が必要
・所有者の実印の押印は必須(認印不可)

譲渡証明書記入例

  • 「譲渡人(旧所有者)」「譲受人(新所有者)」
  • 実印は印鑑証明書と同じ印
  • 譲渡年月日は売買日・引渡日など、実際に譲渡した日

よくある記入ミス・注意点

  • 譲渡証明書の実印が印鑑証明と違う
  • OCRシートの登録原因の日付と譲渡証明書の譲渡年月日がズレている
  • 住所表記が車庫証明と一致していない
  • えんぴつ指定欄をボールペンで書いてしまう

※1つでも不備があると、その日に登録が完了しないことがあります。
提出前に必ずチェックしてください。

ABOUT ME
kaerumamanonitijou
カエル顔で三姉妹の母親。パート主婦。運輸支局で申請業務の経験を活かし、自動車登録の申請方法を分かりやすく解説している記事も載せています。 夫40歳は職業訓練→再就職、現在会社員。 長女中学2年生はオタク女子→ギャルに。 次女小学6年生は内弁慶で境界知能。 三女小学4年生は甘えん坊。 日々の出来事や、おすすめしたい事やものを載せています。