叱らない育児って本当にできる?3人の娘を育てた経験から、実践して感じた難しさや気づきをまとめました。“叱る=悪”ではなく、感情と向き合いながら子どもと成長していく育児についてリアルに語ります。
3人の娘を育てて思ったこと
女の子3人(14歳・12歳・10歳)を育ててきて思うんですけど
“叱らない育児”って、正直かなり難しくないですか?
子どもたちが小さかった頃は分からないことだらけで、育児書・テレビ・ネットの情報をとにかく見まくっていました。
でも、書いてあることがバラバラで、どれが正解なのか分からなくて余計に迷う日々…。
その中でも、ひときわ話題になっていたのが《叱らない育児》でした。
「叱らない育児」への期待と理想
当時の私は、
・子どもを傷つけたくない
・否定の言葉をなるべく使いたくない
・たくさん褒めて、自己肯定感を育てたい
そんな気持ちが強くて、「叱らない育児って理想的かも!」と思っていました。
うまくいけば、ニコニコ穏やかな家庭ができて、自分も“良いママ”になれる気がしたんですよね。
感情を抑え続けるストレス
ところが、現実は理想とは違いました。
・こちらも人間だから、ずっと感情を抑え続けるのは無理
・モヤモヤをため込む → いつか爆発してしまう
・「叱られない=別に悪くない」と受け取られることもある
・悪い行動と良い行動の線引きを理解しづらそうに見えた
さらに、ふと思ったんです。
今は私が押さえていても、いずれ学校や社会で叱られる場面は絶対にある。
そのときに耐性がなかったら、メンタルが崩れてしまうんじゃないか、と。
「叱らないことが本当に子どものためなのかな?」
そう考えるようになりました。
子どもの行動の理由を知って救われた本
次女が幼かった頃、私は本気で発達障害なのではないかと心配していました。
保育園のお友達とうまくコミュニケーションが取れない、言われたことをやらない、約束は守らない、家族への暴力など。
不安で、検索ばかりして、育児の正解を探し続けて…。
「どうしたらいいのか分からない」「周りの子と違う気がする」
そんな不安を1人で抱えている時期、私もありました。
そんな時に出会った本「拝啓、アスペルガー先生」です。
この本は発達障害をテーマにしていますが、ただの専門書ではありません。
子どもの行動の裏側にある「見えない気持ち」や「考え方のクセ」を、やさしく理解できる内容で、
育児に悩んでいる親にとっても本当に心に響く一冊です。
次女はその後、療育センターで検査を受け、発達障害ではなく「境界知能」と診断されました。
でも今振り返っても、この本を読んでいたからこそ、
“子どもに合った関わり方を探す”という視点が持てたと思っています。
私がたどり着いた答え:叱ること=悪ではない
色々試して、悩んで、失敗して…
最終的に私が行き着いたのはこれ↓
叱ること=悪いことじゃない
問題は“どう叱るか”だと思う。
感情を爆発させて怒鳴り散らすのは良くないけれど、
喜怒哀楽を必死で0に抑えて生活するのも違う。
人間だから感情がある。
ちょっと怒った表情になることで、子どもは「相手はこういう気持ちになるんだ」と理解できる。
むしろその積み重ねが“相手の気持ちを考える力”につながる気がします。
我が家で意識している𠮟り方のポイント
叱るときは、できるだけこんなふうにしています。
・人格ではなく行動を注意する
→「あなたがダメな子」じゃなく「その行動が良くない」
・理由を短く伝える
→長い講義は響かない
・できた時は思い切り褒める
→叱りっぱなしにしない
・落ち着いたタイミングでフォローの会話をする
→最終的に「ちゃんと味方だよ」という安心感を伝える
完璧にできているか?と聞かれたら…正直できていません(笑)
でも、完璧じゃなくていいんだと思っています。
育児に「正解」はない。親も子どもも人間だから
育児って本当に難しいし、正解なんて誰にも分からない。
流行った育児法がすべての子に合うわけでもない。
うまくいかなくても、実践してみて、悩んで、調整していく。
その繰り返しが親になる道なんだと思えるようになりました。
「叱る=悪」じゃない。
「親も子も人間だから感情があって当たり前」。
そう思えるようになってから、私はすごく気持ちが楽になりました。

